逆さごととそのいわれ

逆さごととそのいわれ

リボン結びを覚えたばかりの頃、靴の紐を結ぶとどうしても縦結びになってしまうんです。
しかし母は、縦結びを許してくれません。
何度も何度も結び直しをさせられ、泣きべそかいていた覚えがあります。

当時は縦結びは見た目も悪いしお行儀が悪い!という意味で怒られていると思っていたのですが、それだけではなかったのですね。
知ったのは大人になってからです・・・。「逆さごと」

葬儀社選びは、元気な時にしておくのがお勧めですー

葬送儀礼において、通常の方法とは逆の方法で行うことを「逆さごと」と言います。
どんなものがあるでしょうか?

・逆さ水
ぬるま湯をつくろうと思ったら、通常はお湯に水を足していき熱さを調整しますね。しかし、湯灌に使用するお湯をつくる際は、水に熱いお湯を足してつくるのです。
これを逆さ水と言います。

・逆さ屏風
ご遺体を安置する際に、枕元に屏風を置くことがありますが、この場合屏風を天地逆にして飾ります。これを逆さ屏風と言います。

・逆さ着物
故人の旅立ちの衣装「死装束」を着せる際に、襟を左右逆にして着せます。また衣装をご遺体にかける際には、上下逆にしてかけます。これを逆さ着物と言います。

・逆さ布団
ご遺体にかける掛け布団を上下逆にかけることを逆さ布団と言います。

・縦結び
冒頭に触れた縦結びは、死者の衣装の帯を縦に結ぶことを言います。

まったくもってへんてこりんです。
できれば納得できるだけのはっきりした理由や、決定的ないわれが欲しいところです。

逆さごとのいわれには、
・「死」を忌み嫌う意味だとする説、
・「死の世界」と「生の世界」を区別するためとする説、
・「死後の世界」と「生の世界」があべこべになっているからとする説
等があるそうです。

つまり、
いわれはたいしてはっきりしていないけど、取り敢えず逆さまにしとうこうか!
みたいに感じるのは私だけでしょうか・・・。
ちなみに死後の旅路を行くための草鞋は、左右逆に履かせます。
険しい道のりと聞きます。故人は歩きづらくてしょうがないのでは?
と思わずに入られません。


自分だけで行動するのではなく、家族と話し合い、どのような葬儀を考えているかを家族全員に伝えておくと良いと思います。いざというときに後悔しないようにしてください。

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