死に関連することば(2)

死に関連することば(2)

その意味をよく知らず、やり過ごしたりしがちな、普段使わない葬儀用語や死にまつわることばの意味を考えます。

葬儀社を選ぶ時は、故人の生前のご希望の有無を確認しましょう。

【賽(さい)の河原】
冥土に至る途中にあると信じられている河原で、親より先に死んでしまった子供がこの河原で父母供養のために小石を積んで塔を作ろうとします。石を積むとすぐ鬼が来て壊してしまうので、地蔵菩薩が来て子供を救ってくれるという説話があるそうです。この話から、無駄な努力をすることのたとえとされているようです。

【冥土】:仏教語で、“冥途”とも書きます。
亡くなった人の魂が行く霊魂の世界のこと。死んで7日目に三途の川を渡り、生前の所業を審査され7回の裁きを受け、四十九日に判決を言い渡されるのです。「冥土にも知る人」冥土にも先に行った先輩がいるから安心できるという意味のことわざ。そう考えると怖くなくなるものなのかもしれません。「冥土の道に王はなし」これは、死んでしまえば、貧富の差もないという意味ですが、ちょっと開き直りにもとれる気がしないでもないですね。「三途の瀬踏み」先に死んで、後から来る者のための案内をするということ。

【金輪際(こんりんざい)】:仏教語で、“金剛輪際”の略。
世界というのは地下にある三つの輪によって支えられているのだそうです。その輪はまず“金輪”。その下に“水輪”、“風輪”があり、1番目の金輪と2番目の水輪の間の接する部分をいうのだそうです。つまりは世界の果てです。このことから、強い決意や確信を示す言葉として「絶対に」という意味で使われるようになったそうです。

【草葉の陰(くさばのかげ)】:草葉の下、つまり墓の中のことをいいます。おそらくは、草や葉の生い茂る土地に穴を掘って棺を埋めた土葬の墓のことを言っていたものが、死後の世界のことを指すようになったようです。「草葉の露」ということばは、草の葉の上にとどまった露のことで、はかない命のことをいいます。

【引導(いんどう)】:仏教語。僧侶が葬儀の際、死者が浄土に行く方向を示して迷いを去り悟りを開くように説き聞かせることで、「引導を渡す」という言い方をします。嫌がる相手に最終宣告をしてあきらめさせることを言う意味でも使われます。   

【浄土】:仏教語。仏が住む場所で、欲望も苦しみもない世界のことをいいます。平安時代の後期以降、念仏を唱えることで極楽に往生することを教えとした浄土教が広まるにつれ、阿弥陀の西方極楽浄土を指すようになりました。

故人の意志を尊重し、その気持ちを形にしてくれる葬儀社を選びましょう。
生前、個人がどんなことを思っていたかを確認しましょう。

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